評判のインプラント!手術前に知っておきたい基礎知識

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Index目次

インプラントの仕組み

インプラントは、歯を失った顎の骨に人工歯根の「インプラント体(フィクスチャー)」を埋め込み、連結部分の「アバットメント」を取り付けて、「人工歯」を装着するという仕組みです。

インプラント体やアバットメントに使われるのは、骨に結合しやすく、金属アレルギーが起こりにくい素材のチタンやチタン合金です。

人工歯は歯科医院で着脱するタイプと自分で着脱ができるものがあります。人工歯にはセラミックなどが使われています。

自由診療のインプラントにかかる費用相場

インプラント一本にかかる費用の相場は、約20万円~40万円程度です。

インプラントは治療に使う材料のメーカーや品質などによって費用が大きく変わります。

ただし顎の骨も関わる手術となるため、費用の安さだけでなく歯科医院の評判や口コミ、歯医者さんの技術や相性なども考慮して歯科医院を選ぶ必要があるでしょう。

インフォームドコンセントの徹底やアフターフォローの充実などは、インプラント治療を受けられる歯科医院選びには非常に重要です。

インプラントと入れ歯の違い

インプラントは人工歯根を埋め込んで人工歯を装着することで、咀嚼能力を回復させます。

これに対して入れ歯は取り外し式で、自分の歯で噛んだ場合と比較して咀嚼能力は20%~30%程度しかありません。

また、インプラントは残っている歯に負担をかけませんが、入れ歯の中でも部分入れ歯は、残っている歯にバネをかけて固定するため負担がかかります。

それから、インプラントは自然の歯と同じようにお手入れができるのに対して、入れ歯は毎日取り外して洗浄する必要あるのも違う点です。

参考:訪問歯科診療における義歯(入れ歯)の処置について詳しく解説!

インプラントをするメリット

インプラントを行うメリットは、自分の他の健康な歯を削らなくても手術ができることでしょう。

入れ歯を入れるなどの手段だと、ピッタリ装着するために健康な歯を削る必要性が出てくる場合があります。

しかし、インプラントの場合、健康な歯を削らずに済みますし、しかも入れ歯より物をよく噛むこともできるので自分の歯を大事にしたい人におすすめです。

銀歯などと異なり、一見すると自分の歯と遜色がない見た目になるのも大きなポイントとなっています。

インプラントの安全性とリスク

インプラント体は安全性を考慮して、人工関節にも使用されるチタンが使われています。

チタンのインプラント体を埋め込むことでアレルギーが起こるリスクは低いですが、発症する人も少なからずいます。

また、インプラントの手術は親知らずの抜歯と同程度の規模ですが、手術ですのでリスクはあります。

主なリスクとして、誤ってドリルやインプラント体で大きな血管を切ってしまい大量出血が起こるケースや、神経を損傷して唇に麻痺が生じるケースが挙げられます。