歯列矯正が早く終わる人の特徴は?短期間で終わらせるためのポイント

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歯列矯正が比較的早く終わる人の特徴には、症状が比較的軽いことや歯を動かすためのスペースが確保しやすいこと、さらに装置の使い方や通院頻度などの指示を守れることが挙げられます。ただし、治療期間には個人差があり、歯並びの状態や選択する治療法、日々のセルフケアなど、さまざまな要素が影響するため、必ずしもこの特徴に当てはまるわけではありません。

本記事では、歯列矯正が早く終わる人に共通するポイントや、一般的な治療期間の目安、治療をスムーズに進めるための注意点について解説します。

歯列矯正が早く終わる人の特徴は?

歯列矯正の治療期間には個人差がありますが、比較的早く終わる人には以下のような特徴があります。

  • 年齢が若い・成長期のお子さんなど
  • 症状が軽い
  • 歯科医師の指示を守れる
  • 正しい方法でセルフケアを継続できる
  • 悪習癖がない
  • 歯を動かせるスペースがある
  • 症状に合った治療法を選択している

ここから、それぞれの特徴を詳しく解説します。

年齢が若い・成長期のお子さんなど

成長期のお子さんやティーンは顎骨に柔軟性があり、歯の移動に必要な力が伝わりやすい状態です。顎の成長方向をコントロールできる時期でもあるため、骨格的なバランスを整えながら歯列の乱れを改善しやすいでしょう。その点成人の場合、顎骨がすでに完成しているため、同じ不正咬合であっても歯の移動に時間を要することがあります。

また、早期治療では上下の顎の成長差を調整しやすく、後続の永久歯が生えるスペースを確保しやすい点も矯正が早く終わる理由として挙げられるでしょう。

症状が軽い

歯列矯正の治療期間は、歯の移動量や噛み合わせのズレの程度によって左右されます。軽度の叢生(歯のデコボコ)やすきっ歯のように、移動させる距離が比較的短い症例では、必要な工程が少なく済み、結果として期間が短くなる可能性があるでしょう。

一方で、強いガタつきがある、上下の噛み合わせに大きなズレがある、顎の位置そのものに問題があるといった場合は、移動すべき距離が長くなるほか、抜歯や顎の幅を広げる処置が必要になることがあります。こうした要因が加わると工程が増え、結果として治療期間が延びる可能性があるといえるでしょう。

歯科医師の指示を守れる

歯列矯正においては、装置の使用時間や通院間隔、補助装置の装着方法など、歯科医師の指示を正しく守る必要があります。指示をきちんと守れる人は治療が計画どおりに進む可能性が高くなりますが、そうでない場合は治療工程が後ろ倒しになるケースもあるかもしれません。

装置の破損を放置したり、来院が遅れたりすると、歯にかける力の調整が適切に行えず、当初の治療計画に遅れが出る可能性があります。指示どおりに装置を使用し、定期的に来院できるかどうかは、治療期間に影響するといえるでしょう。

正しい方法でセルフケアを継続できる

矯正治療中は装置のまわりに汚れが溜まりやすく、清掃が不十分になると虫歯や歯肉の炎症が起こりやすい環境になります。こうしたトラブルが生じると、装置の調整を中断する必要が出ることがあり、治療期間に影響する可能性があるでしょう。

そのため、装置周囲を含めた口腔内の状態を良好に保てている人は、治療を進めるうえで大きな障害が生じにくく、予定どおりに進行しやすいと考えられます。日常的に清掃が行き届き、口腔内トラブルが少ない状態を維持できているかどうかが、治療期間に関わる要素のひとつといえるでしょう。

悪習癖がない

舌で前歯を押し出す舌突出癖や指しゃぶり、口呼吸などの習癖は、歯に継続的な力を加える要因とされています。これらの癖がある場合、歯を本来の位置へ移動させても別方向から力がかかり続けるため、治療の進行に影響する可能性があるでしょう。

とくに舌の位置や動きは歯並びに大きく関わり、力のかかり方によっては歯を元の位置へ戻そうとする作用が働くこともあります。

歯を動かせるスペースがある

歯列に十分なすき間がある場合、歯を整えるための移動量が比較的少なくなり、治療工程が複雑になりにくいとされています。十分なスペースが確保されている場合は抜歯や大きな歯列拡大を行う必要がないケースもあり、結果として進行がスムーズになる可能性があるでしょう。

一方で、スペースの余裕がほとんどない症例では、拡大処置や抜歯などの準備が必要になることが多く、治療のステップが増える傾向があります。移動させる距離も長くなるため、全体の期間に影響が出やすいといえるかもしれません。

症状に合った治療法を選択している

歯列矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正、補助装置を併用する方法など、さまざまな治療法があるため、症状に合ったものを選ぶことが大切です。歯並びの状態や噛み合わせの特徴に合った治療法を選べている場合、歯の動きが予定に沿って進みやすく、治療工程が増えにくい傾向があります。

反対に、症状の特性と装置の適応範囲が合っていない場合、思ったように歯が動かず、追加の調整や他の治療法への切り替えが必要になるケースもあるでしょう。こうした状況では治療の見直しが発生し、結果として期間が延びる可能性も考えられます。

そのため、症状に適した治療法が選ばれているかどうかは、治療の進み方に関わる要素のひとつといえるでしょう。

歯列矯正の治療期間はどのくらいかかる?

歯列矯正にかかる期間は、年齢や症状の程度、治療方法などによって異なります。ここでは、以下の2つのケースについて、それぞれの治療期間を見ていきましょう。

成人矯正の場合

成人の歯列矯正では、症状の程度にもよりますが一般的に約2〜3年の治療期間を要するといわれています。歯を動かす量が大きい場合や、噛み合わせの改善まで行う必要があるケースでは、さらに時間を必要とすることがあるでしょう。ただし、部分矯正のように一部だけを整える場合は、比較的短い期間で進むケースもあります。

また、外科的な処置を併用する必要がある症例では、準備工程や回復期間も含めて治療がより長くなる可能性も否定できません。

小児矯正の場合

小児矯正は、歯の萌出時期に合わせて段階的に進める治療で、第1期治療と第2期治療に分かれています。混合歯列期に行う第1期治療は、おおむね1〜2年ほどを目安とされ、顎の成長を利用して土台を整える段階の治療です。

永久歯が生えそろってから行う第2期治療では、成人矯正に近い工程を踏むため、2〜3年程度かかるケースが多いようです。早い段階で顎の成長を調整できることから、成人よりトータルの期間を短くできる場合もありますが、歯の生え方や個々の成長速度によってばらつきが生じることもあるでしょう。

歯列矯正の期間をできるだけ早く終わらせるためのポイント

歯列矯正の治療期間は症状や治療法によって異なりますが、日々の過ごし方や治療との向き合い方によって進行がスムーズになる場合があります。

ここでは、治療をできるだけ計画どおりに進めるためのポイントを見ていきましょう。

  • 症状に合った矯正方法を選択する
  • 定期的に通院する
  • 正しい装着方法を身につける
  • 丁寧なセルフケアを心がける
  • 食事に気をつける
  • 外科的施術を検討する

症状に合った矯正方法を選択する

歯並びや噛み合わせの状態に合わせて適切な治療法を選ぶことは、矯正を効率よく進めるための基本といえます。ワイヤー矯正、マウスピース矯正、補助装置の併用など、それぞれの治療には特徴があり、症状に応じた適応範囲があります。診断によって最適な方法を選べれば、歯に無理のない力がかかりやすく、予定どおりに進む可能性が高まるでしょう。

一方で、症状に対して適していない治療法を選んだ場合、歯が動きにくかったり、途中で治療計画を見直す必要が出たりすることがあります。こうした手戻りが生じると、全体の期間に影響が及ぶかもしれません。

定期的に通院する

矯正治療では、歯にかける力を適切に調整し続けるために、一定の間隔で通院する必要があります。予定されたタイミングで診察を受けられれば、歯の動きを確認しながら細かな調整を行うことができ、治療がスムーズに進みやすくなるでしょう。

しかし通院が遅れたり、調整の間隔が大きく空いたりすると、治療工程がずれ込む原因となり、計画の見直しが必要になるケースがあります。そのため、決められたスケジュールを守って通院することは治療期間を長引かせないために重要といえるでしょう。

正しい装着方法を身につける

マウスピース矯正のように装置の使用時間が治療の進行に直結する方法では、決められた時間の装着を守ることが重要です。また、ゴムかけなどの補助装置が必要な場合も、指定された方法で使用できるかどうかが治療の進み方に影響するといえます。

装置の扱い方が誤っていると、歯に十分な力が伝わらず、治療が予定より遅れる可能性が否定できません。装置の正しい装着方法を理解し、日常生活の中で習慣として取り入れられるようにしましょう。

丁寧なセルフケアを心がける

矯正装置を装着している期間は、食べ物が挟まりやすく、清掃が不十分になると虫歯や歯肉の炎症が起こりやすい状態になります。こうしたトラブルが起きると治療の調整を中断せざるを得なくなる場合があり、期間の延長につながることもあるでしょう。

装置周囲のブラッシングや歯間清掃を習慣として続けることで、口腔内のトラブルを起こしにくい環境を整えやすくなります。日々のセルフケアが行き届いているほど、治療を計画どおり進めやすいといえるでしょう。

食事に気をつける

硬い食べ物や粘着性の高い食べ物は、矯正装置の破損を引き起こすことがあります。装置が壊れると修理や再装着が必要になり、その間治療を進められないため、計画に影響する可能性が否定できません。

装置への負担が少ない食事を心がけると破損リスクを抑えやすくなり、結果として治療を遅らせる要因を減らすことにつながります。

外科的施術を検討する

骨格のズレや噛み合わせの問題が大きい場合、矯正治療だけでは歯の移動が進みにくく、治療期間が長くなるケースがあります。こうした症例では、顎矯正手術(外科的矯正治療)を併用することで、治療効率を高めやすくなり治療期間の短縮が期待できる可能性もあるでしょう。

さらに、一部の症例ではインプラントアンカーの埋入やコルチコトミー法(皮質骨切削術)など、歯の移動を補助する外科的処置が用いられるケースもあります。ただし、外科的施術の適応には個人差があり、身体への負担も伴うため、採用するかどうかは慎重に判断する必要があるでしょう。

まとめ

歯列矯正は、症例の特徴や生活習慣によって期間が異なる治療です。治療を効率よく進めるには、自分の症状に合った治療法を選び、無理のない計画を立てることが欠かせません。

どの歯科医院で相談すべきか迷う場合には、エリアや特徴から医療機関を検索できる「ベストチョイス」を活用する方法もあります。複数の医院を比較検討しながら、自分に合った相談先を見つけるきっかけになるでしょう。

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ベストチョイス編集部
ベストチョイス編集部

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