インビザラインのメリット・デメリットとは?注意点も解説
インビザラインとは?
インビザラインは、透明で取り外し可能な矯正装置です。目立たずに歯並びを整えられることから、多くの人に選ばれています。ワイヤーを使わずに歯を動かすため、痛みが少ないのも特徴です。
インビザラインのメリット
インビザラインには、従来の矯正装置にはない様々なメリットがあります。ここでは、そのメリットを詳しく紹介します。
目立たない透明な装置で審美性が高い
インビザラインは透明な装置のため、装着していても目立ちません。人前で笑うことに抵抗を感じずに済むので、ストレスなく矯正治療を受けられます。特に特に大人の患者さんや見た目を気にする方に好まれています。
取り外しが可能で食事制限がない
装置を取り外せるため、食事の際の制限がありません。好きな食べ物を自由に楽しみながら、矯正治療を進められます。
しかし、装置を装着したまま食事をすると、食べかすが装置と歯の間に残り、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
装置が柔らかく痛みや不快感が少ない
インビザラインの装置は柔らかく、ワイヤーを使わないため、痛みや不快感が少ないと言われています。装着時の違和感も最小限に抑えられるでしょう。
装置による口腔内の傷つきも少なく、痛み止めが必要になるケースは比較的少ないです。
ブラッシングがしやすく口腔衛生を保ちやすい
取り外し可能な装置のため、ブラッシングがしやすいのもメリットです。歯垢や食べカスが溜まりにくく、口腔内を清潔に保てます。
定期的な通院回数が少なくて済む
インビザラインは、装置の交換を自宅で行えるため、定期的な通院の回数が少なくて済みます。一般的には、治療開始直後は1ヶ月に1回の通院が必要ですが、その後は2ヶ月に1回程度の通院で済むことが多いです。
金属アレルギーの心配がない
金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。アレルギー体質の人でも、安心して矯正治療を受けられるのです。治療を始める前に、アレルギーの有無を確認するとよいでしょう。
インビザラインのデメリット
インビザラインには、メリットだけでなくデメリットもあります。ここでは、その主なものを詳しく解説しましょう。
治療費用が高額になりがち
インビザラインは、従来の矯正装置と比べて費用が高くなる傾向があります。経済的な負担が大きいことを、あらかじめ理解しておく必要があるでしょう。
インビザラインの費用については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
自己管理が必要で装着時間が長い
装置の装着時間が長く、自己管理が求められるのもデメリットです。1日20時間以上の装着が必要とされています。この装着時間を守らない場合、治療の効果が減少し、結果として治療期間が延びる可能性があります。
重度の歯列不正には適さない場合がある
重度の歯列不正の場合、インビザラインでは十分な効果が得られないことがあります。その場合、従来のワイヤー矯正などの治療が推奨されることが多いです。歯科医師と相談し、適切な矯正方法を選ぶ必要があるでしょう。
装置の紛失や破損のリスクがある
装置を取り外せるため、紛失や破損のリスクがあります。取り扱いには十分注意し、なくさないよう気をつけましょう。特に外出時には、専用のケースに入れて持ち運ぶとよいでしょう。
発音への影響が出ることがある
装置を装着することで、発音への影響が出ることがあります。最初のうちは、話しにくさを感じるかもしれませんが、数週間から1ヶ月程度で慣れてくると言われています。
インビザラインを始める前の注意点
インビザラインを始める前には、いくつかの注意点があります。ここでは、最も重要なポイントを紹介しましょう。
歯科医師との相談でより適した方法を選択
インビザラインが自分に適しているかどうかは、歯科医師との相談が不可欠です。他の矯正方法も含めて、より適したものを選択することが大切でしょう。
まとめ
インビザラインは、透明で取り外し可能な矯正装置として、多くのメリットがあります。審美性の高さや痛みの少なさ、食事制限のないことなどが特徴です。一方で、費用の高さや自己管理の必要性、装置の紛失リスクなどのデメリットもあります。
インビザラインを始める前には歯科医師とよく相談し、メリットとデメリットをしっかり理解した上で、自分に合った矯正方法を選ぶことが大切です。