インビザラインのアタッチメントとは?取り付ける必要性や機能を解説
歯の表面に設置する突起状のパーツ
インビザライン矯正では「アタッチメント」と呼ばれる装置を用いることがあります。これは、歯の表面に設置される樹脂製の小さな突起状のパーツです。特定の歯に力をかけて、動かしたい方向に移動させる役割があります。また、マウスピースの密着度を高めるために用いられることもあります。_アタッチメントは歯の色と同じものを選択するため、装着しても目立ちません。ただし、色の濃い飲食物を摂取すると変色する可能性があるので注意が必要です。
歯を動かす圧力の調整に効果的
アタッチメントは、歯を特定の方向への移動や回転、傾斜を補助するために用いられ、矯正治療の効果を最大限に引き出します。アタッチメントの配置や形状は、患者さんの状態に合わせてカスタマイズされます。_ただし、銀歯やセラミックの被せ物がある場合は、外れやすい傾向にあります。その場合は、付け直しが必要になり、通院頻度が増えてしまうデメリットもあるため注意してください。また、マウスピースの着脱が適切でない場合も外れてしまうことがあるので、正しい着脱方法を身につけておきましょう。
適切な利用で治療期間の短縮が可能
アタッチメントが適切に利用されると歯の移動を効率的に進められるため、治療期間を短縮することが可能です。_アタッチメントが装着された場合は、マウスピースがきつく感じることがあります。そのため、装着する際に必ずチューイーをしっかり噛んでマウスピースを密着させることが大切です。まずマウスピースを前歯から奥歯にかけて指でしっかりと押し込み、その後チューイーを前歯から奥歯に向かって均等に噛んでいきましょう。通常は2~3分が目安ですが、新しいマウスピースに交換した数日間は20~30分かけて使用します。