歯列矯正で理想の横顔を手に入れよう!矯正治療の効果や種類を詳しく紹介
「歯列矯正で横顔の印象は変わるの?」と、疑問に思っている方も多いでしょう。結論からお伝えすると、歯列矯正で横顔の印象は想像以上に変わります。特に、出っ歯や受け口の方は歯列矯正で歯並びが綺麗になると口もとがすっきりとした整った横顔になるでしょう。
この記事では、歯列矯正で横顔の印象がどのように変わるのかについて解説します。また、横顔の改善に効果的な歯列矯正の種類や治療期間、費用相場などもご紹介するので、横顔の改善をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
歯列矯正が横顔に与える影響について
歯列矯正が横顔に与える影響は様々ありますが、主に下記4つが挙げられます。
- 口元の形状変化による横顔の印象改善
- 顎の位置と横顔のバランス調整
- 唇の突出改善効果と自然な表情づくり
- 年齢による変化と矯正効果の関係性
横顔の印象や表情が自然に整うなど、矯正治療による変化は好ましい効果をもたらしてくれるしょう。では、どのように影響を与えるのかについて解説します。
口元の形状変化による横顔の印象改善
歯列矯正で歯並びが整うと口元の形状まで変化するので、横顔の印象も変わります。例えば、出っ歯を歯列矯正で綺麗に整えると、今まで上唇も飛び出ていたのが引っ込むため、整った横顔へと変化します。
歯列矯正をはじめてから横顔の印象が変わってきたと感じられるのは、早い方だと2~3ヶ月と言われています。横顔の印象が変わってくるのを感じると、鏡を見るのも楽しくなるでしょう。
顎の位置と横顔のバランス調整
歯並びが悪いと噛み合わせに影響し、顔全体のバランスを崩す原因となります。そのため、矯正治療前の横顔は調和を欠く方も多いようです。歯列矯正は歯だけでなく顎の位置にも影響を与えるため、横顔のバランスが整うと言われています。
また、歯並びが整うことで噛み合わせも改善されるため、顔の歪みも徐々に改善されていくでしょう。
唇の突出改善効果と自然な表情づくり
出っ歯だけでなくガタガタの歯並びの場合、横顔を見ると唇の突出が目立ちます。唇が突出していると横顔だけでなく、正面から見ても顔のバランスが悪い印象を与えてしまうでしょう。
歯列矯正は歯を引っ込めながら整えていくため、唇の突出も改善されるのがメリット。横顔だけでなく正面から見ても自然な表情になり、他の人と会話するときも口元を気にせず会話を楽しめます。
年齢による変化と矯正効果の関係性
年齢を重ねると口元のハリがなくなり、口角が下がったり口元が引っ込んだりというような変化が現れます。口元が引っ込んでしまう原因は老いによって前歯が内側に倒れてしまうことです。
このような年齢による変化を改善するには、歯列矯正が役立ちます。理由は、内側に倒れてしまった前歯を歯列矯正によって正常な位置に戻すことができるからです。
横顔の改善に効果的な歯列矯正の種類
横顔の改善に効果的な歯列矯正には、下記の4つがおすすめです。
- ワイヤー矯正による精度の高い歯並び改善
- 目立ちにくい審美ブラケットの特長
- マウスピース矯正の効果
- 顎関係の改善を目指す装置の選択基準
歯列矯正には様々な種類がありますが、横顔の改善に効果的な歯列矯正を選ぶことで納得のいく仕上がりも期待できます。上記4つの特長などについて解説するので、どんな歯列矯正なのかをまずは知っておきましょう。
ワイヤー矯正による精度の高い歯並び改善
ワイヤー矯正はガタガタな歯並びでも綺麗に整える効果が期待できるほど、精度の高い歯並び改善が可能です。出っ歯や下の前歯が突出しているような歯並びが悪い状態でも、しっかり改善できるのがワイヤー矯正のメリット。横顔の改善にも高い効果を発揮します。
ただし、矯正装置が目立ったり食事がしにくかったりなどデメリットもあるので、メリットとデメリットをしっかりと把握したうえで、ワイヤー矯正で歯並びを整えるのかを決めるのがいいでしょう。
目立ちにくい審美ブラケットの特長
審美ブラケットとは、歯の色と変わらないブラケットを使用する矯正方法です。ブラケットが透明など目立たないものを使用するので、審美性の高さが特長。他の人と会話をしても気づかれないことが多いです。
また、幅広い症例にも対応できる矯正方法なので、審美ブラケットを使用した歯列矯正も横顔の改善効果が期待できます。
マウスピース矯正の効果
マウスピース矯正は、重度の出っ歯や抜歯を必要とするなど歯並びの状態が悪すぎる場合には適応できない矯正方法です。ですが、適応できる場合は理想の歯並びまで改善する効果が期待できます。
また、マウスピース矯正は歯を大きく動かすような歯列矯正ができないため、横顔の改善効果は他の矯正方法よりも怠るでしょう。
顎関係の改善を目指す装置の選択基準
歯列矯正によって顎の位置まで改善できると、横顔の印象もだいぶ変わります。例えば、顎の位置がズレている顎変形症は噛み合わせが悪くなり、顔まで変形させてしまう疾患です。
顎の位置関係の改善を目指すなら、ワイヤー矯正がおすすめ。ワイヤー矯正のみでも改善が期待できることもありますが、症状が酷い場合は外科矯正も選択肢の1つです。
理想の横顔を目指すための治療プロセス
歯列矯正が横顔に与える影響や、横顔の改善に効果的な歯列矯正の種類について解説してきました。ここでは、歯列矯正で理想の横顔を目指すための治療プロセスをご紹介します。治療プロセスは、下記の4ステップが一般的です。
- 初回カウンセリングと顔貌分析
- 横顔データの3D診断と治療計画
- 段階的な治療ステップの設定
- 定期的な経過観察と調整
それぞれのステップでどのようなことが行われるのかなど、詳しく見ていきましょう。
初回カウンセリングと顔貌分析
歯列矯正で横顔の改善まで目指すには、まず初回のカウンセリングを受けることから始まります。初回カウンセリングでは、患者さんの口腔内を診て、歯並びやむし歯などの疾患がないかを確認するのが一般的です。
次に、患者さんに合った矯正方法を提案してもらえるほか、治療期間や治療内容などの詳しい説明があります。患者さんとのコミュニケーションを大切にしているクリニックも多いことから、初回のカウンセリングに十分な時間を設けてくれるので、費用なども相談もしやすいでしょう。
横顔データの3D診断と治療計画
初回のカウンセリングで提示してもらった矯正方法に納得ができたら、歯科用CTや口腔内スキャンなどを使用した精密検査に移ります。検査結果に基づき、医師が詳細な治療計画を立案。3D診断で治療前後の状態を視覚的に確認できるクリニックもあります。
治療計画の説明を通じて、治療期間の見通しも立てやすくなります。
段階的な治療ステップの設定
治療計画まで進むと、いよいよ矯正装置を装着する準備に入ります。矯正方法によって治療ステップが異なりますが、例えばマウスピース矯正の場合は定期的にマウスピースを交換する必要があるので、期間を設定するなどです。
ワイヤー矯正や審美ブラケット矯正は定期的に微調整をするものの、不具合がない限り治療が完了するまで外すことができません。
定期的な経過観察と調整
矯正装置を装着した後は定期的な経過観察とメンテナンスを受ける必要があるため、1ヶ月ごとに通院します。経過観察を怠ると、矯正の効果が半減したりむし歯などを患ったりするので、忙しくても定期的に通院しましょう。
歯列矯正が完了した後は、後戻りを防ぐために1年間の保定期間に入ります。保定期間中も約3ヶ月に1回のペースで通院する必要があるので、歯列矯正はすべての工程が完了するまでに2~3年ほどかかるでしょう。
横顔の改善に必要な治療期間と注意点
歯列矯正で横顔の改善を目指すためにはどのくらいの治療期間が必要なのか、気になる方も多いでしょう。ここでは、横顔の改善に必要な治療期間と注意点について、下記4つを解説します。
- 年齢や症状に応じた治療期間の設定
- 生活習慣の改善とメンテナンス
- 治療中の食事制限と口腔ケア
- 予後管理と後戻り防止策
治療開始前に、食事制限などの注意点を把握しておきましょう。
年齢や症状に応じた治療期間の設定
歯列矯正の治療期間は歯並びや口腔内の状態、年齢や矯正方法によっても異なりますが、治療期間は、全体の矯正で1~3年程度、部分矯正で数ヶ月から1年半程度となります。
また、先程もお伝えしましたが、矯正装置が外れた後は保定期間があるので、この期間を合わせると歯列矯正で横顔改善に必要な治療期間は3年以上を必要とすると覚えておきましょう。
生活習慣の改善とメンテナンス
歯列矯正で横顔の印象まで良くするくらいしっかりと効果を実感するには、日々の生活習慣の見直しも必要です。例えば、口呼吸の場合、舌で歯を押し出す可能性があり上手に矯正ができないこともあります。
また、メンテナンスも効果を十分に発揮するために必要なことなので、定期検診には必ず通うようにしましょう。
治療中の食事制限と口腔ケア
歯列矯正の治療中はおせんべいなどの固い物を食べると装置が外れたりすることもあるので、できるだけ柔らかい食べ物がおすすめです。
また、口腔ケアに関しては、ワイヤー矯正や審美ブラケット矯正は装置を装着すると取り外しができず、今までと同じ歯磨きの方法ではむし歯や歯周病のなるリスクが高まります。矯正治療期間中は定期的に通院してメンテナンスが受けられるほか、歯磨きの方法も伝授してくれるので、生活習慣の改善にも役立てましょう。
予後管理と後戻り防止策
矯正治療後に歯並びが整っても、予後の管理と後戻り防止の対策を怠るとまた歯並びが悪くなっていきます。矯正治療には相応の費用がかかるため、綺麗な歯並びを維持したいものです。
後戻り防止策は、矯正装置が外れた後に保定装置(リテーナー)を装着して過ごします。保定装置は担当医が作製するため、自分で用意する必要はありません。保定装置を装着しないと後戻りする可能性が高くなるので、定期的な予後管理を心がけましょう。
横顔改善のための矯正治療費用目安
歯列矯正で横顔を改善するために必要な費用は、主に下記の3つがあります。
- 治療開始前の検査費用
- 装置別の治療費用比較
- 保険適用の範囲と条件
歯列矯正は自費診療になるため費用は高額になるクリニックがほとんどですが、保険適用が可能な症状もあるので自分の症状が該当するか確認してみてください。
治療開始前の検査費用
歯列矯正を開始する前の検査費用は、1~6万円が相場と言われています。矯正治療を目的とした検査費用なので、治療前であっても自由診療です。そのため、クリニックによって検査費用が異なり、追加の検査が必要になれば検査費用が上乗せされる場合もあります。
また、初回のカウンセリング(矯正治療の相談)は無料で実施しているクリニックもあれば、費用が発生するクリニックもあるので、事前に確認するのがおすすめです。
装置別の治療費用比較
矯正装置別の一般的な治療費用を、下記に比較してみました。
矯正装置の種類 | 費用相場 |
---|---|
表側矯正(ワイヤー矯正) | 20万~130万円 |
舌側矯正(リンガル矯正) | 30万~230万円 |
審美ブラケット矯正 | 50万~100万円 |
マウスピース矯正 | 10万~150万円 |
矯正治療は自由診療のため医院により費用設定は異なり、相場の幅も大きく開きがあります。また、歯並びの状態でも費用が異なってきますので、上記の費用相場は目安としてご参照ください。
保険適用の範囲と条件
歯列矯正は基本的に自由診療で保険が適用になりませんが、厚生労働省が定めた疾患がある方は保険が適用されます。例えば、咬合異常があり矯正治療を必要とするなどです。
矯正治療が保険適用となる範囲と条件は、日本矯正歯科学会の公式サイトに記載されているので、自分の症状が条件に当てはまるのかを確認してみてください。
まとめ
歯列矯正で理想の横顔を目指せるため、歯並びの悪さが原因で横顔まで悪影響を与えている場合は、歯列矯正がおすすめです。しかし、矯正治療は基本的に自由診療になるため、医院ごとに料金体系が異なります。また、費用の中には矯正治療後に装着する保定装やメンテナンスまで含まれているクリニックもあるので、費用の見積もりを提示されたときは内訳も確認しましょう。
歯列矯正で美しい横顔になると他人の目線が気にならなくなるなど、多くのメリットもあります。歯列矯正で美しい横顔になりたい方は、矯正歯科専門医による的確な治療が受けられる「あおい矯正歯科」にご相談ください。
以下では、京都で歯列矯正におすすめの歯科医院をご紹介しています。近隣にお住まいの方は、参考にしてみてください。
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